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COVID-19大流行下で青年の精神的健康が悪化

2021年6月24日  専門誌ピックアップ

アイスランドで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)大流行が青年の精神的健康と物質使用に及ぼす影響を縦断的に評価。2016年および2018年の10月または2月、2020年10月(COVID-19流行期間)に全国の学校で13-18歳を対象に調査を実施し、得られた回答5万9701件を用いて、抑うつ症状、精神的健康度、喫煙や電子たばこ使用、酒酔いの頻度を評価した。 その結果、COVID-19流行前の同年齢と比べると、COVID-19流行下で、抑うつ症状の増加(β 0.57、95%CI 0.53-0.60)、精神的健康度の悪化(同-0.46、-0.49--0.42)が全年齢層で認められ、女子(同4.16、4.05-4.28)の方が男子(同-1.13、-1.23--1.03)よりも有意に不良だった。喫煙(オッズ比2.61、95%CI 2.59-2.66)、電子たばこ使用(同2.61、2.59-2.64)、アルコール中毒(同2.59、2.56-2.64)は、15-18歳ではCOVID-19流行下で減少し、性別による差は認められなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集...