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CKD合併AFの抗凝固薬、MDRD式とCKD-EPI式で調整用量に差

2021年6月27日  専門誌ピックアップ

Cockcroft-Gault(CG)式で抗凝固薬(ダビガトラン、エドキサバンまたはリバーロキサバン)用量減量適応が示唆される慢性腎臓病(CKD)を伴う心房細動(AF)患者を対象に、MDRD式とCKD-EPI式による再分類発生率を検討。PREFER-in-AFレジストリおよびPREFER-in-AF Prolongationレジストリ登録患者1288例を対象とした。 その結果、高用量への再分類発生率はMDRD式で19%、CKD-EPI式で16%、低用量への再分類はそれぞれ24%、23%だった。1年時の血栓塞栓症イベント発生率は、CG式とCKD-EPI式に基づく用量調整の非一致群4.1%、一致群0.8%だった(オッズ比5.5、95%CI 1.5-20.8、P=0.01)。1年時大出血発生率は非一致群5.7%、一致群2.7%だった(同2.2、0.9-5.6、P=0.09)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採...