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研修医の職業関連PTSD有病率は一般集団の3倍

2021年6月29日  専門誌ピックアップ

米国でインターンシップを開始する研修医1134人(女性58.6%、非ヒスパニック系白人61.6%、平均年齢27.52歳)を対象に、職場での心的外傷曝露の発生率および心的外傷後ストレス障害(PTSD)との関連をコホート研究で検討した。 その結果、研修12カ月時の職業関連心的外傷曝露率は56.4%で、そのうち19.0%がPTSDを発症していた。全体の12カ月時PTSD有病率は10.8%で、一般集団の3.6%に比べると高かった。多変量ロジステック回帰解析の結果、心的外傷曝露関連危険因子に、非ヒスパニック系白人(調整後オッズ比1.51、95%CI 1.14-2.01、P=0.004)、長時間勤務(同1.01、1.00-1.03、P=0.03)、小児期の家庭環境(同1.03、1.01-1.05、P<0.001)、調査開始時のストレスのかかる人生経験(同1.46、1.06-2.01、P=0.02)があった。PTSD関連危険因子に、独身(同2.00、1.07-3.73、P=0.03)、非ヒスパニック系白人(同1.77、1.01-3.11、P=0.05)、医療過誤に関する懸念(同1.21、1.00-...