1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 手持ち型自動屈折計による眼鏡処方、自覚的検査と患者の好み同等

手持ち型自動屈折計による眼鏡処方、自覚的検査と患者の好み同等

2021年6月30日  Ophthalmology

インド南東部の3次眼科病院を受診した屈折異常患者400例(平均年齢28.4歳、女性68.8%)を対象に、手持ち型自動屈折計QuickSeeによる自動屈折測定(AR)と自覚的屈折検査(SR)の測定値を基に処方した眼鏡の患者選好を無作為化クロスオーバー臨床試験で比較。被験者はSR後にARを受け、各処方による眼鏡を1週間装用した。 その結果、SRとARの等価球面度数に強い相関が見られ(r=0.97、P<0.001)、平均差は-0.07Dだった。両眼鏡の経過観察受診を完遂した患者301例を対象に、いずれの眼鏡を好むかを調査したところ、患者の50.5%がSRで処方した眼鏡、49.5%がARで処方した眼鏡を選んだ(95%CI 45.7%-56.3%、P=0.86)。SR選好群とAR選好群で人口統計学的特性または視覚特性に差は見られなかった(いずれもP>0.05)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではあ...