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良性前立腺閉塞の外科治療、勃起機能への影響を比較

2021年7月5日  European Urology

良性前立腺閉塞(BPO)の外科治療による勃起機能への影響を系統的レビューとネットワークメタ解析で評価。計48件の論文(無作為化比較試験33件、患者5159例、介入16件)を解析対象とした。主要評価項目は、72カ月時までの国際勃起機能指数(IIEF)-5とし、各治療でモノポーラ経尿道的前立腺切除術(mTURP)と比較した95%CrIおよび順位確率の平均差を計算した。 その結果、mTURPと比べると、前立腺インプラント埋め込み尿道吊り上げ術(PUL)が1カ月時[平均差(MD)3.88、95%CrI -0.47-8.25、rank probability=0.742]、6カ月時(同2.43、-0.72-5.62、0.581)、12カ月時(同2.94、-0.26-6.12、0.782)、24カ月時(同3.63、0.14-7.11、0.948)で最上位に分類され、各時点で統計学的有意性に達した。他の治療については、60カ月までの各時点で統計学的に有意な効果を示さなかった。18、48、72カ月時点で解析可能だった。βはメタ回帰で統計的有意性に達せず、τ2は1カ月(0.56)と60カ月(0.55)...