心臓リハ患者の抑うつや不安に心理療法併用が有効

英イングランドで、心臓リハビリテーション患者332例を対象に、通常の心臓リハ単独と心臓リハ＋グループメタ認知療法（MCT、6セッション）併用による不安・抑うつ症状に対する効果を単盲検並行群間無作為化対照試験で検証。主要評価項目は、治療後のHADS（病院環境への不安と抑うつ尺度）総スコアとした。 その結果、4カ月時のHADS総スコアの調整後群間差は、MCT併用群の方が心臓リハ単独群よりも有意に良好だった（－3.24点、95％CI －4.67-－1.81、P＜0.001、標準化効果量0.52、同0.291-0.750）。この有意差は12カ月後も維持された（－2.19点、同－3.72-－0.66、P＝0.005、標準化効果量0.33、同0.101-0.568）。抑うつ症状と不安症状を個別に評価した場合でも、MCT併用群の転帰の方が有意に良好だった。有害事象は報告されなかった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採...