産後うつ病にzuranoloneが有効

米27施設の産後うつ病外来患者153例を対象に、神経活性ステロイドGABA受容体陽性アロステリックモジュレーターzuranoloneの有効性と安全性を第III相無作為化試験で検討。主要評価項目は、15日目の17項目ハミルトンうつ病評価尺度（HAMD-17）スコアの変化量とした。150例（平均年齢28.3歳）を有効性解析の対象とした。 その結果、15日目のHAMD-17スコアの変化量は、zuranolone群－17.8点、プラセボ群－13.6点だった（差－4.2点、95％CI －6.9-－1.5、P＝0.003）。zuranolone群とプラセボのHAMD-17スコアの差は、3日目（差－2.7点、P＝0.03）から45日目（差－4.1、P＝0.003）まで持続した。このほか15日目に、HAMD-17での奏効（オッズ比2.63、P＝0.005）および寛解（オッズ比2.53、P＝0.01）、Montgomery- Åsbergうつ病評価尺度スコアの変化量（差－4.6点、P＝0.02）、ハミルトン不安評価尺度（HAM-A）スコア（差－3.9点、P＝0. 006）でもzuranoloneの優位...