卵巣がんリスク低下のための卵管卵巣摘出術(RRSO)を受けた閉経前女性95例を対象に、術前後12カ月間の睡眠の質を前向き観察試験で検討。ピッツバーグ睡眠質問票を用いて評価し、卵巣摘出を受けていない同年代の女性99例と比較した。 その結果、RRSOによる全体的な睡眠の質への影響は見られなかったが(P=0.007)、睡眠障害が3カ月で増加し、12カ月でも有意に増加した状態を維持していた(P<0.001)。重度の血管運動症状、肥満および喫煙が睡眠障害の危険因子だった。約60%がRRSO後にホルモン療法を開始した。ホルモン療法実施者は非実施者に比べて、睡眠の質が有意に良好だったが(P=0.020)、調査開始時の水準には回復しなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...
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