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転移性RCCでのスニチニブ単独の非劣性、2年後も変わらず

2021年7月13日  European Urology

転移性腎細胞がん(mRCC)患者で標準治療の腎摘除術後スニチニブ投与群(226例)に対するスニチニブ投与群(224例)の非劣性が示された第III相CARMENA試験の長期追跡結果を報告。主要評価項目は全生存期間(OS)とし、追跡期間中央値は36.6カ月だった。 Intention-to-treat解析の結果、スニチニブ単独の腎摘除+スニチニブに対する非劣性が示され(ハザード比0.97、95%CI 0.79-1.19、P=0.8)、OS中央値はスニチニブ単独群19.8カ月、CN+スニチニブ群15.6カ月だった。国際転移性腎細胞がんデータベースコンソーシアム(IMDC)基準の危険因子を2個以上保有する患者のOSはスニチニブ単独群でCN+スニチニブ群に比べ有意に延長し(31.2カ月 vs. 17.6カ月、ハザード比0.65、P=0.03)、危険因子が1個の患者では非有意に延長した(31.4カ月 vs. 25.2カ月、同1.30、P=0.2)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctor...