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内反膝小児のACL損傷は早期再建が必要

2021年7月14日  The Journal of Bone & Joint Surgery

前十字靭帯(ACL)損傷のため再建術を受けた16歳以下の患者123例(内反膝64例、非内反膝59例)を対象に、ACL損傷から外科治療までの経過時間と半月板断裂発生の関連を検討。内反膝の有無により患者を分類し、さらにACL損傷から外科治療までの経過時間60日未満を早期治療群、60日以上を治療遅延群とした。 その結果、内反膝患者で、治療遅延群の方が早期治療群よりも外側半月板断裂の発生率が有意に低かった(20% vs. 50%、P=0.015)。非内反膝患者では、早期治療群と治療遅延群でどの種類の半月板断裂でも発生率に有意差はなかった。初回MRI検査で内側半月板損傷が認められなかった治療遅延群の手術時の内側半月板断裂の有病率は、内反膝患者の方が非内反膝患者よりも有意に高かった(40% vs. 6%、P=0.015)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認くだ...