足首骨折のギプス固定、着脱式固定具に優越性示せず

足関節骨折に用いるギプス包帯固定および着脱式固定具を多施設共同無作為化比較試験で検討。足関節骨折患者669例（平均年齢46歳、女性57％）を対象とし、機能、生活の質（QoL）、リソース利用、合併症を評価した。ギプス群ではギプス除去後、着脱式固定具群では固定具調整直後に足関節の可動域訓練を開始した。 その結果、502例（75％）が試験を完遂した。主要評価項目に規定した16週時のOlerud Molander足関節スコアは、ギプス固定群と着脱式固定具群で統計学的な有意差は認められなかった（平均差1.8、95％CI －2.0-5.6、着脱式群の方が良好）。このほか、2次解析とした他の評価時点でも臨床的な有意差は認められなかった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記事へのコメント投稿はこちら ...