上咽頭がん1次治療、camrelizumab併用でPFS改善

再発性または転移性上咽頭がんの未治療患者263例を対象に、1次治療に用いるゲムシタビン＋シスプラチンと併用する抗PD-1抗体camrelizumabの有効性および安全性を無作為化第III相試験でプラセボと比較した（CAPTAIN-1st試験）。 2020年6月に実施された中間解析の結果、主要評価項目の無増悪生存期間（PFS）中央値はcamrelizumab群9.7カ月、プラセボ群6.9カ月とcamrelizumab群で有意に延長した（ハザード比0.54、95％CI 0.39-0.76、片側のP＝0.0002）。2020年末時点で最も頻度の高かったグレード3以上の全原因による有害事象は白血球数減少（camrelizumab群66％ vs. プラセボ群70％）、好中球数減少（64％ vs. 66％）、貧血（40％ vs. 44％）、血小板数減少（40％ vs. 40％）だった。重篤な有害事象発生率はcamrelizumab群44％、プラセボ群37％、治療関連死亡率は4％、1％未満だった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは...