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常染色体優性多発性嚢胞腎にメトホルミンは安全

2021年7月16日  専門誌ピックアップ

推算糸球体濾過量(eGFR)が50mL/分/1.73m2超の18-60歳の常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)患者97例を対象に、メトホルミン1日2回投与の安全性および忍容性を第II相試験で検討(TAME PKD試験)。メトホルミン群の38例、プラセボ群の39例が24カ月時にも試験薬の投与を受けていた。 その結果、耐用不能により用量を減量した患者数はメトホルミン群21例、プラセボ群14例だった。重篤な有害事象が見られた患者の割合は両群同等だった。ベースラインのGSRC(Gastrointestinal Symptoms Rating Scale)スコアは低く、有意な経時的変化は見られなかった。1年当たりのeGFR変化量はメトホルミン群-1.71 mL/分/1.73m2、プラセボ群-3.07 mL/分/1.73m2(平均差1.37mL/分/1.73m2)、身長で調整した総腎体積の平均年変化率は3.87%、2.16%だった(同1.68%)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDocto...