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手首骨折、手術とギプスで患者報告転帰に差なし

2021年7月17日  専門誌ピックアップ

60歳以上の橈骨遠位端骨折患者304例を対象に、治療別の転帰を比較(WRIST試験)。患者を3通りの手術[掌側ロッキングプレートシステム(VLPS、65例)、ピンニング追加の有無を問わない創外固定(EFP、64例)、経皮的ピンニング(CRPP、58例)]と非観血的整復+ギプス固定(117例)に割り付けた。 24カ月時に評価が完了した182例で、主要評価項目のMichigan Hand Outcomes Questionnaire(MHQ)サマリースコア平均値はVLPS群88点、EFP群83点、CRPP群85点、ギプス固定群85点で、共変量で調整後に臨床的に意義のある群間差は見られなかった(χ23=1.44、P=0.70)。疼痛スコアにも群間差は見られなかった(χ23=2.64、P=0.45)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事への...