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早期乳がん、ゾレドロン酸投与期間は2年で十分か

2021年7月19日  JAMA Oncology

術後補助化学療法を受けたリンパ節陽性または高リスクリンパ節陰性の原発性浸潤性早期乳がん患者2987例を対象に、ゾレドロン酸5年投与と2年投与の予後に対する効果を2×2要因計画による第III相多施設無作為化臨床試験で比較(SUCCESS A試験)。主要評価項目は、無病生存期間、副次評価項目は全生存期間、遠隔無病生存期間、骨関連有害事象の発生とした。ゾレドロン酸投与開始2年後から生存期間を測定した。 その結果、調整多変量コックス比例ハザード回帰モデルで、5年投与群と2年投与群の無病生存、全生存および遠隔無病生存に有意差はなかった(ハザード比:無病生存0.97、95%CI 0.75-1.25、P=0.81、全生存0.98、95%CI 0.67-1.42、P=0.90、遠隔無病生存0.87、95%CI 0.65-1.18、P=0.38)。骨関連有害事象発生率は、5年投与群の方が2年投与群よりも高かった(骨痛8.3% vs. 3.7%、関節痛5.1% vs. 3.1%)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名...