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NSCLC、術後RT併用でDFS改善せず

2021年7月20日  JAMA Oncology

完全切除後に補助化学療法を実施したpIIIA-N2非小細胞肺がん(NSCLC)患者364例を対象に、最新の技法を用いた術後放射線療法(RT、総照射線量50Gy)の生存期間改善効果を第III相無作為化臨床試験で検討(PORT-C試験)。患者をRT群と経過観察群に無作為化した。主要評価項目は無病生存(DFS)とした。 その結果、3年DFS率は放射線療法群40.5%、経過観察群32.7%(DFS期間中央値22.1 vs. 18.6カ月)で、未調整の解析では統計学的有意差はなかった(ハザード比0.84、95%CI 0.65-1.09、ログランク検定のP=0.20)。事前計画の探索的解析では、DFSに有意差が認められた(検出されたリンパ節と陽性リンパ節の数による層別解析でハザード比0.75、P=0.04)。per-protocol集団310例の解析では、術後放射線療法と比べてDFSが有意に長かった(42.8% vs. 30.6%、ハザード比0.75、95%CI 0.57-1.00、P=0.05)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメント...