妊娠中の母親に人間工学に基づいたベビーキャリア(抱っこひも)を提供すると出産後6カ月間の直接授乳または搾乳による母乳哺育率が上昇するという仮説を無作為化2群並行群間試験で検証。妊娠30週の母親100例を介入群(抱っこひもを提供し、乳児とのスキンシップを増やす適切な使用を指導)と待機リスト対照群に割り付け、出産後6週、3カ月、6カ月時の哺育状況をオンライン調査で評価した。 その結果、介入群では対照群に比べて、6カ月時の母乳哺育率が高かったが(68% vs. 40%、P=0.02)、6週(78% vs. 81%、P=0.76)および3カ月(66% vs. 57%、P=0.34)時では有意差はなかった。完全母乳哺育率は介入群と対照群で差がなかった(6週時66% vs. 49%、P=0.20、3カ月時45% vs. 40%、P=0.59、6カ月時49% vs. 26%、P=0.06)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全...
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