PPI上乗せで糖尿病患者の血糖値が改善

プロトンポンプ阻害薬（PPI）で糖尿病患者の血糖制御が改善するか、一般集団で糖尿病発症リスクが低下するかを系統的レビューとメタ解析で評価。DM患者で糖化ヘモグロビン（HbA1c）値および空腹時血糖値への効果を評価した研究7件（計342例）と一般集団でDM発症リスクを評価した研究5件（計24万4439例）を解析対象とした。 その結果、標準療法単独と比べると、PPI併用でHbA1c（加重平均差－0.36％、95％CI －0.68-－0.05、P＝0.025）および空腹時血糖値（同－10.0mg/dL、－19.4-－0.6、P＝0.037）の有意な低下との関連が認められた。PPI使用は非DM患者でのDM発症リスクを抑制しなかった（統合解析での相対リスク1.10、0.89-1.34、P＝0.385）。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記事へのコ...