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ステロイド抵抗性慢性GVHDにはルキソリチニブが最適

2021年7月22日  New England Journal of Medicine

グルココルチコイド抵抗性または依存性の慢性移植片対宿主病(GVHD)患者329例(12歳以上)を対象に、ヤヌスキナーゼ(JAK1-JAK2)阻害薬ルキソリチニブの有効性と第III相非盲検無作為化試験で検討(REACH3試験)。 その結果、主要評価項目に規定した24週時の全奏効率はルキソリチニブ群49.7%、利用可能な最善の治療(対照)群25.6%だった(オッズ比2.99、P<0.001)。治療奏効生存期間中央値はルキソリチニブ群18.6カ月以上、対照群5.7カ月(ハザード比0.37、P<0.001)、症状改善率は24.2%、11.0%だった(オッズ比2.62、P=0.001)。よく見られたグレード3以上の有害事象は、血小板減少症(ルキソリチニブ群15.2%、対照群10.1%)、貧血(同12.7%、7.6%)だった。両群のサイトメガロウイルス感染および再活性化の発生率は同等だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、...