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超加工食品の摂取でIBD発症リスクが上昇(2021/7/27訂正)

2021年7月22日  British Medical Journal

低・中・高所得21カ国の35-70歳の成人11万6087例を対象に、超加工食品の摂取と炎症性腸疾患(IBD)リスクの関連性を前向きコホート研究で検討した。 その結果、追跡調査期間中央値9.7年の間に467例が新たにIBDを発症した(クローン病90例、潰瘍性大腸炎377例)。潜在的な交絡因子で調整すると、超加工食品の摂取量が多いほどIBD発症リスクが上昇した(1日1回未満の摂取と比較したハザード比:1日5回以上の摂取1.82、95%CI 1.22-2.72、1日1-4回の摂取1.67、1.18-2.37、傾向のP=0.006)。ソフトドリンク、精製された加糖食品、塩分の多いスナック、加工肉などの超加工食品では、各分類でIBDのハザード比が上昇した。クローン病と潰瘍性大腸炎で結果が同じで、異質性も低かった。白身肉、赤身肉、乳製品、でんぷん、果物、野菜、豆類の摂取とIBD発症に関連性はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なりま...