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炎症性乳がん、皮膚リンパ管侵襲に転帰との関連みられず

2021年7月26日  専門誌ピックアップ

炎症性乳がん(IBC)女性患者340例を対象に、皮膚生検時に検出された皮膚リンパ管侵襲(DLI)と生存、再発、進行の関連を検討。DLI検出率は63.2%だった。 その結果、DLIがある患者の方がDLIがない患者に比べde novo転移(37.7% vs. 26.4%)、乳房の皮膚潰瘍(6.1% vs. 2.4%)、乳房実質内のリンパ管侵襲(52.9% vs. 25.5%)がある割合が高く、触知可能な乳房腫瘤(48.2% vs. 70.6%)がある割合が低かった。追跡期間中央値2.0年で147例が死亡した。多変量モデルで、DLIに生存や再発との関連は見られなかった(いずれもP≧0.10)。例えば、DLIがあるIII期の患者のハザード比は、全生存1.29(95%CI 0.77-2.15)、局所領域再発1.29(0.56-3.00)、遠隔転移1.71(0.97-3.02)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが...