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インストゥルメンテーション手術後SSIの影響

2021年7月26日  The Journal of Bone & Joint Surgery

胸腰椎後方インストゥルメンテーション手術を施行した変性疾患患者535例を対象に、手術部位感染(SSI)が術後2年間の機能回復および手術転帰に及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検討。SSIが発生した患者79例[SSI期間中央値15日、合併感染症31例(5.8%)、表層感染48例(9.0%)]と発生しなかった患者456例を比較した。 SSI患者の方がSSIなしの患者よりもBMI(P=0.001)、術前のバンコマイシン投与率(P=0.05)が高く、術前の精神状態が不良で(精神的サマリースコア40.7点 vs. 44.1点)、追加手術率が高かった(P=0.001)。術後6カ月で、SSI患者はSSIなしの患者に比べてオスウェストリー障害指数(ODI)スコアが5.3点、身体機能スコアが4.0点低かった。1年時および2年時の比較では、機能転帰、治療満足度、ODIの臨床的に意義のある最小変化量(MCID)達成率に差はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カン...