整形外科手術、非外科治療に対する優越性の根拠は少ない
2021年7月27日
British Medical Journal
一般的な待機的整形外科手術の臨床的有効性を治療なし、プラセボ、または非外科的治療と比較した無作為化比較試験のメタ解析およびその他のデザインの試験のアンブレラレビューを実施。関節鏡視下前十字靱帯再建術、関節鏡視下膝半月板修復術、関節鏡視下膝半月板部分切除術、関節鏡視下回旋筋腱板修復術、関節鏡視下肩峰下除圧術、手根管除圧術、腰椎除圧術、腰椎固定術、人工股関節全置換術、人工膝関節全置換術の10種を評価した。 その結果、無作為化比較試験の根拠から手根管除圧術および人工膝関節全置換術の非外科的治療に対する優越性が裏付けられた。人工股関節全置換術や半月板修復術を非外科的治療と比較した無作為化比較試験はなかった。残り6種の手術に関する根拠では非外科的治療を上回る便益は示されなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら...
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