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ファイザー社製ワクチン、デルタ株に対する有効性88%

2021年7月27日  New England Journal of Medicine

英国の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者データを用いて、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のB.1.617.2(デルタ変異株)に対するワクチン接種[BNT162b2(ファイザー社製)またはChAdOx1 nCoV-19(アストラゼネカ社製)]の有効性を症例対照研究で推定。優勢株(B.1.1.7またはアルファ変異株)に対する有効性と比較した。 その結果、ワクチン単回接種後の有効性は、デルタ変異株保有者(30.7%、95%CI 25.2-35.7)の方がアルファ変異株保有者(48.7%、同45.5-51.7)よりも顕著に低く、この結果は両ワクチンでほぼ同じだった。2回接種時の有効性は、BNT162b2ワクチンでは、アルファ変異株93.7%(同91.6-95.3)、デルタ変異株88.0%(同85.3-90.1)、ChAdOx1 nCoV-19ワクチンでは、アルファ変異株74.5%(同68.4-79.4)、デルタ変異株67.0%(同61.3-71.8)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿...