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COVID-19にアジスロマイシンは無効

2021年7月29日  Journal of the American Medical Association

米国で18歳以上の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)外来患者を対象に、経口アジスロマイシンの有効性を無作為化プラセボ対照試験で検討。患者263例をアジスロマイシン1.2g経口単回投与とプラセボに2対1の割合で割り付けた。主要評価項目は、自己報告での14日目のCOVID-19症状消失とした。21日目のあらゆる原因による入院など23項目を副次評価項目とした。試験は、中間解析後、無益性のため中止された。 263例(年齢中央値43歳、女性66%)のうち76%が試験を完遂した。14日後の無症状の参加者の割合に有意差は認められなかった(アジスロマイシン群50%、プラセボ群50%、有病率の差0%、95%CI-14-15、P>0.99)。事前に規定した23項目の副次評価項目のうち18項目で有意差が認められなかった。21日目までにアジスロマイシン群の5例が入院し、プラセボ群では1例もなかった(有病率の差4%、95%CI-1-9、P=0.16)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors...