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進行NSCLC、ニボルマブ+イピリムマブでOS改善せず

2021年7月31日  JAMA Oncology

化学療法治療歴があるが免疫チェックポイント阻害薬治療歴がないIV期扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)患者252例(平均年齢67.5歳、男性67%)を対象に、ニボルマブ+イピリムマブ併用療法とニボルマブ単独療法の効果を第III相無作為化試験で検討(Lung-MAP S1400I試験)。主要評価項目は、全生存期間(OS)とした。 試験は、中間解析時点で無益性のために中止された。OSのハザード比(HR)は0.87で有意な群間差はなく(95%CI 0.66-1.16、P=0.34)、生存期間中央値は、併用療法群10カ月、ニボルマブ単独群11カ月だった。医師が評価した無増悪生存期間(IA-PFS)のハザード比は0.80(95%CI 0.61-1.03、P=0.09)で、IA-PFS中央値は併用療法群3.8カ月、ニボルマブ単独群2.9カ月だった。併用療法群の39.5%、ニボルマブ単独群の33.3%にグレード3以上の治療関連有害事象が発現した。併用療法群の25%、ニボルマブ単独群の15%が毒性作用のため治療を中止した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿...