再発・難治性B細胞性急性リンパ性白血病(B-ALL)患者72例およびBリンパ芽球性リンパ腫患者2例(年齢1-29歳)を対象に、ヒト化CD19特異的キメラ抗原受容体T細胞製剤(humanized CD19 CAR-T-cell product:huCART19)の毒性、反応、持続性を予備的臨床試験で検討。患者をCAR曝露あり(再治療)と曝露なし(未治療)に分けた。 その結果、62例にサイトカイン放出症候群が発現し、このうち5例はグレード4だった。29例で神経毒性が報告されたが(グレード3、4は3例)、全例が回復した。投与1カ月後の奏効率は未治療コホートで98%(B-ALL例では100%)、再治療コホートで64%だった。6カ月時のhuCART19持続的効果消失率は27%、48%、B細胞の回復率は15%、58%だった。無再発生存率は未治療コホートで12カ月時84%、24カ月時74%、再治療コホートで各74%、58%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community...
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