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反復性中耳炎患児対象の初診鼓膜チューブ挿入術プログラム

2021年8月1日  The Laryngoscope

反復性急性中耳炎(AOM)患児を対象とした、鼓膜換気チューブ(TT)挿入術を診療当日に施行する初診手術(single visit surgery、SVS)プログラムの経験を後ろ向きにレビュー。2014年3月から2020年4月までにSVSを施行したAOM患児224例(平均月齢18.1カ月、男児58.0%)を解析対象とした。 SVSプログラム開始以降の施行件数を前年比と比較した結果、地元でラジオ広告を実施した後の2016年と2017年に施行件数が大幅に増加した。再発性AOM患児の決定木スケジュール管理(DTS)アルゴリズム導入後に施行件数の顕著な増加が見られ、28.8%のSVSがDTS開始後に実施された。患児の親の満足度は高く、付き添いのための休暇が減ることで推定される家計費への効果から、間接的な便益が得られる可能性が示された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォーム...