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白内障手術、両眼同時の方が眼内炎リスク低い

2021年8月1日  Ophthalmology

2002-17年のスウェーデン全国白内障レジストリに登録された白内障手術施行患者145万7172例を対象に、同日の両眼同時手術後の眼内炎発症リスクを後ろ向きコホート研究で検討。9万2238例が両眼同時手術、136万4934例が片眼手術を受けた。 その結果、術後の眼内炎発症率は全体で0.029%、片眼手術群0.0299%、両眼同時手術群0.0152%だった(P=0.01)。ロジスティック回帰モデルでの解析では、前房内抗菌薬非投与、水晶体嚢合併症、85歳以上、男性、眼科併存疾患が術後眼内炎の独立の危険因子だったが、いずれも両眼同時手術群では頻度が低く、両眼同時手術自体では術後眼内炎リスクが有意に低かった。両眼同時手術群の術後眼内炎症例14例中5例で経過観察時の視力が20/200以下だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投...