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複数標的FITで大腸がん検出精度向上

2021年8月1日  Annals of Internal Medicine

大腸がん(CRC)に用いる複数標的免疫化学的便潜血検査(FIT)を新たに開発し、その診断精度を評価。バイオマーカーの決定木(CART)分析を行い、進行腫瘍(CRC、進行腺腫、進行鋸歯状ポリープ)を検出するための最適な組み合わせを特定し、1個抜き(leave-one-out)交差検証した。 決定木(CART)分析の結果、進行腫瘍(advanced neoplasia)に対する感度は、mtFIT(ヘモグロビン、カルプロテクチン、serpin family F member 2の組み合わせ)42.9%、FIT 37.3%(P=0.025)で、特異度はいずれも96.6%だった。特に、交差検証による進行腺腫(advanced adenoma)に対する感度は、28.1%から37.8%に上昇した(P=0.006)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記...