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再発卵巣がんのCRLX101+ベバシズマブ、P2の結果良好

2021年8月2日  専門誌ピックアップ

上皮性卵巣がん、卵管がんまたは原発性腹膜がんの再発患者を対象に、カンプトテシンのシクロデキストリン含有ポリマーナノ粒子複合体CRLX101の単剤またはベバシズマブとの併用の効果を逐次第II相臨床試験で検証した。単剤療法の患者29例、併用療法の患者34例を評価対象とした。 その結果、悪心、疲労感、貧血を除き忍容性は良好だった。CRLX101単剤療法は中央値で3サイクル実施し、臨床的有用率(CBR)は68%、全奏効率(ORR)は11%だった。CRLX101+ベバシズマブ併用群では、CBRが95%、ORRが18%だった。無増悪生存期間は単剤群4.5カ月、併用群6.5カ月だった。ベバシズマブ併用で高血圧の発症率が上昇し、膀胱の毒性にも定性的増加が見られたが、重篤な有害事象は発生しなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿は...