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高齢者の心房細動にはアピキサバンが有益

2021年8月3日  Annals of Internal Medicine

米国の2010-17年のメディケア受給者データを用いて、高齢心房細動(AF)患者を対象に、各直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)とワルファリンの臨床転帰をフレイルの有無別に検討。ダビガトラン、リバーロキサバン、アピキサバン服用を開始した患者をそれぞれワルファリンを開始した患者と傾向スコアでマッチさせて比較した。死亡、虚血性脳卒中、大出血の複合を評価項目とした。 ダビガトランとワルファリンの比較コホート(15万8730例、追跡期間中央値72日)で、1000人年当たりのイベント発生率はダビガトラン63.5 vs. ワルファリン65.6(ハザード比0.98、95%CI 0.92-1.05、率差-2.2、同-6.5-2.1)だった。リバーロキサバンとワルファリンの比較コホート(27万5944例、追跡期間中央値82日)では、リバーロキサバン77.8 vs. ワルファリン83.7(ハザード比0.98、0.94-1.02、率差-5.9、-9.4--2.4)、アピキサバンとワルファリンの比較コホート(21万8738例、追跡期間中央値84日)では、アピキサバン60.1 vs. ワルファリン92.3(ハザー...