骨端固定術に向けた脚長予測、信頼性の高い推定法は?
骨端固定術データベース登録患者197例を対象に、成長時の脚長を予測するPaley乗数法、White-Menelaus法、Greulich-Pyleの骨年齢法、Sanders stageを用いたSanders乗数法の予測精度を比較した。 手術を受けていない大腿骨148個、脛骨195個の実測値と比較した結果、Sanders乗数法+Sanders stageによる骨成熟時の大腿骨長予測値はやや過小評価、Paley乗数法+骨年齢ではやや過大評価で、White-Menelaus法+骨年齢の予測精度が最も高かった。いずれの方法でも成熟時の脛骨長は過大評価されていた。脚の全長の予測精度はSanders乗数法とWhite-Menelaus法で同等となり、いずれもPaley乗数法に比べ精度が高かった。Sanders stage分類の検者内信頼性は0.86-0.88、検者間信頼性は0.87-0.90、Greulich-Pyle骨年齢法では0.87-0.89、0.91-0.95だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿...
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