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胚盤胞1個移植での一卵性双胎妊娠、胚盤胞の形態と関連

2021年8月6日  American Journal of Obstetrics and Gynecology

胚盤胞1個の移植による妊娠2万6254件を対象に、胚盤胞パラメータと一卵性双胎妊娠の関連を後ろ向きコホート研究で検証。双胎妊娠発生率は1.53%だった。 その結果、一卵性双胎妊娠にはin vitroでの培養時間や胚盤胞の発育段階との関連は認められなかったがステージとは関連しなかった。一方、ガードナー分類によるグレーディングで内部細胞塊低グレード低値(グレードAに対する調整後相対リスク:グレードB 1.67、95%CI 1.28-2.25、グレードC 1.98、1.18-3.11)および栄養外胚葉高グレード高値(グレードCに対する調整後相対リスク:グレードB 1.38、1.03-1.92、;グレードA 2.14、1.45-3.20)と関連した。一卵性双胎妊娠発生率は、グレードAの内部細胞塊+グレードB/Cの栄養外胚葉の胚盤胞で0.82%と最も低くかったのに対し、グレードB/Cの内部細胞塊+グレードAの栄養外胚葉の胚盤胞で2.40%と最も高かった(調整後相対リスク2.62、1.60-4.43)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメ...