1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. SAVR後ペースメーカー留置で死亡や心不全のリスク上昇

SAVR後ペースメーカー留置で死亡や心不全のリスク上昇

2021年8月5日  専門誌ピックアップ

1997-2018年に外科的大動脈弁置換術(SAVR)後30日間生存した患者のコホートを対象に、恒久的ペースメーカー植込み術施行患者(ペースメーカー群)849例(3.4%)と非施行患者(非ペースメーカー群)2万4134例(96.6%)の予後を比較。主要評価項目は全死因死亡率とした。 その結果、SAVR後10年時および20年時のカプラン・マイヤー法による推定生存率は、ペースメーカー群ではそれぞれ52.8%、18.0%、非ペースメーカー群では57.5%、19.6%だった。全死因死亡率は、ペースメーカー群が非ペースメーカー群と比べて有意に高く(ハザード比1.14、95%CI 1.01-1.29、P=0.03)、心不全による入院リスクも有意に高かった(同1.58、1.31-1.89、P<0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコ...