女性の生殖可能期間がアルツハイマー病リスクに関連か

スウェーデンで1968年から1994年まで追跡した認知症がない女性75例を対象に、生殖可能期間（初潮年齢から閉経年齢までの期間）とアルツハイマー病（AD）の脳脊髄液（CSF）バイオマーカー値の関連を検証した。 潜在的交絡因子で調整した線形回帰モデル解析の結果、長期の生殖可能期間にAβ42低値（β＝－19.2、P＝0.01）、P-tau高値（β＝0.03、P＝0.01）、Aβ42/Aβ40比の低値（β＝－0.02、P＝0.01）との関連が見られたが、T-tauとの関連は見られなかった（β＝0.01、P＝0.46）。初潮年齢が低いとP-tau高値（β＝－0.07、P＝0.031）、Aβ42/Aβ40比の低値（β＝0.05、P＝0.021）との関連が見られたが、Aβ42（β＝31.1、P＝0.11）およびT-tau（β＝－0.001、P＝0.98）との関連は見られなかった。閉経年齢とCSFバイオマーカーに関連は見られなかった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Communi...