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6時間以上経過後の虚血性脳卒中、EVT適応は画像で判断

2021年8月8日  JAMA Neurology

最終未発症確認6-24時間経過後の虚血性脳卒中患者を対象とした無作為化臨床試験の統合データ(AURORAデータベース)を用いて、ベースラインの画像の特徴別に(臨床症状ミスマッチ、標的灌流ミスマッチ、特徴不確定)血管内血栓除去術(EVT)の便益を評価。主要評価項目は、90日時の修正ランキン尺度で測定した後遺症の軽減とした。 適格患者505例のうち、266例(平均年齢68.4歳、女性54.9%)がEVT、239例(平均年齢68.7歳、男性52.7%)が対照に割り付けられていた。臨床症状ミスマッチ295例と標的灌流ミスマッチ359例では、EVT非実施と比較すると、EVTで90日時の後遺症が軽減した(臨床症状ミスマッチのオッズ比3.57、95%CI 2.29-5.57、P<0.001、標的灌流ミスマッチのオッズ比3.13、95%CI 2.10-4.66、P=0.001)。画像の特徴が不確定だった132例(26.1%)では、有意な治療による便益はなかった(オッズ比1.59、95%CI 0.82-3.06、P=0.17)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから...