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低リスク小腎腫瘤、積極的監視で7割が治療回避

2021年8月9日  The Journal of Urology

米国の総合がんセンター1施設で泌尿器科医1名が診察した非透析依存非転移性小腎腫瘤患者128例を対象に、事前に規定した介入を要する疾患進行の基準がない全例に積極的監視を推奨する新たな管理法の効果を検討した。 その結果、患者の96%を積極的監視で管理した。追跡調査期間は中央値31カ月、平均34カ月で、転移例はなく、30%が介入基準を満たし、そのうち78%に遅延介入を実施した。1例(1%)は介入基準を満たしていなかったが遅延介入に交差した。介入基準を用いた3年時の介入非実施率は72%、遅延介入非実施率は75%だった。遅延介入で切除した腫瘤はpT3や核グレード3-4悪性病変が多く(62%)、良性切除はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら...