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下部直腸がんの経会陰的APR、腹腔鏡下術より転帰良好

2021年8月11日  Surgical Endoscopy

下部直腸がんに用いる経会陰的低侵襲腹会陰式直腸切断術(tp-APR)の実施可能性と安全性を後ろ向き試験で検討。tp-APR施行患者25例と従来法の腹腔鏡下APR(lap-APR)施行患者27例の臨床転帰を傾向スコアマッチング前後で比較した。 その結果、マッチング前後いずれも、lap-APR群よりtp-APR群の方が手術時間、術中失血量、Clavien-Dindo分類グレードII以上の全術後合併症が有意に少なかった。排尿障害および会陰創感染の発生率は、マッチング後のtp-APR群が有意に低かった。術後入院期間は、マッチング前後いずれでもtp-APR群が有意に短かった。病理学的転帰は、マッチング前後いずれでも群間差がなかった。中央値18カ月の追跡期間中、tp-APR群に局所再発は見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメ...