1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 重度外傷性脳損傷で小児のADHDリスク上昇か

重度外傷性脳損傷で小児のADHDリスク上昇か

2021年8月13日  JAMA Pediatrics

4-18歳を対象に脳振とうおよび外傷性脳損傷(TBI)後の注意欠陥/多動性障害(ADHD)診断を検討した研究24件(TBI患者1万2374例、対照4万3491例)のメタ解析で、TBIとADHDリスクの関連を検討した。 TBI小児は脳損傷前のADHD診断率が16.0%で、一般小児のADHD発生率10.8%よりも有意に高かった。非脳損傷またはTBI以外の外傷受傷と比較すると、脳振とう、軽度ないし中等度TBIによるADHD発症オッズの上昇は見られなかった。重度TBI児のADHDのオッズは、その他の外傷児(TBI後1年以内4.81、95%信用区間1.66-11.03、TBI後1年超6.70、2.02-16.82)、非脳損傷児(1年以内2.62、0.76-6.64、1年超6.25、2.06-15.06)、および軽度TBI小児(1年以内5.69、1.46-15.67、1年超6.65、2.14-16.44)よりも高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンフ...