血液透析患者のPTH濃度、エテルカルセチドで大幅に低下
US Dialysis Outcomes and Practice Patterns Study(DOPPS)に参加した維持血液透析成人患者のうちエテルカルセチド新規使用者2596例を対象に、エテルカルセチドの治療効果と慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常(CKD-MBD)マーカーの変化を検討。エテルカルセチドは2017年4月に米国で導入され、2019年8月時点で透析患者の6%が使用している。 その結果、投与開始後3カ月以内で対象患者の9%、6カ月以内で17%、12カ月以内で27%が投与を中止した。平均副甲状腺ホルモン(PTH)濃度は投与開始前の948pg/mLから開始1年後に566pg/mLへと40%低下した。血清リン濃度が5.5mg/dLを超える患者の割合は55%から45%へ低下したが、アルブミン補正血清カルシウム濃度7.5mg/dL未満の患者の割合は1-2%で横ばいだった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。