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PICUの人工呼吸器離脱プロトコルは有益か

2021年8月16日  Journal of the American Medical Association

英国17施設の小児集中治療室(PICU)で、長期的な人工呼吸器管理が必要と予測された重篤患児を対象に、鎮静と人工呼吸器離脱プロトコルによる人工呼吸管理期間短縮効果を検討するstepped-wedgeクラスター無作為化試験を実施。介入群では、鎮静レベルの評価、1日1回の自発呼吸トライアル開始基準の確認、自発呼吸トライアルによる人工呼吸器離脱の検討などの手順に従って管理した。 その結果、乳幼児8843例(年齢中央値8カ月、女児42%)が試験を完遂した。主要評価項目に規定した侵襲的人工呼吸管理開始から抜管成功までの期間中央値は、介入群の方が通常治療群よりも有意に短かった(64.8時間 vs. 66.2時間、調整後の差中央値-6.1時間、調整後ハザード比1.11、95%CI 1.02-1.20、P=0.02)。重篤な有害事象には、低酸素(介入群0.2%、通常治療群0.3%)、血管デバイス以外の医療機器の位置ずれ(0.04%、0.1%)があった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors...