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ポリープ状脈絡膜血管症、ブロルシズマブでBCVA改善

2021年8月17日  専門誌ピックアップ

滲出型加齢黄斑変性患者を対象とした第III相無作為化試験(HAWK試験)の参加者のうちポリープ状脈絡膜血管症(PCV)日本人患者69例を対象に、ブロルシズマブ(商品名ベオビュ)とアフリベルセプトの有効性および安全性を比較。3回の負荷投与後、アフリベルセプト群では8週に1回(q8w)2mgを投与、ブロルシズマブ群では12週に1回(q12w)6mg投与し、疾患活動性検出時には8週に1回(q8w)投与に調整した。 その結果、ETDRS視力表で評価した最高矯正視力(BCVA)平均改善度は、48週時でブロルシズマブ群10.4文字、アフリベルセプト群11.6文字、96週時では11.4文字、11.1文字だった。ブロルシズマブ群でのq8wへの無調整率は48週時76%、96週時68%だった。48週時に網膜内液/網膜下液が見られた眼の割合はブロルシズマブ群7.7%、アフリベルセプト群30%、96週時では12.8%、16.7%だった。アフリベルセプト群に比べ眼内炎発生率は高かったが、ブロルシズマブで全般的に忍容性の高い安全性プロファイルが確認された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集してい...