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SGAで出生した若年成人は運動能力が著しく低い

2021年8月17日  専門誌ピックアップ

スペインの三次医療大学病院で、在胎不当過小(SGA)で生まれた若年成人の運動能力をコホート研究で評価。1975年から1995年の間にSGA(出生時体重が10パーセンタイル未満)で生まれた20-40歳の若年成人81例(SGA群)と子宮内発育が基準範囲内で生まれた77例(対照群)を対象に、心臓の構造と機能および運動能力比較。SGA群61例と対照群66例が運動試験を完了した。 心臓の形状解析の結果、SGA群では心機能を維持しながら、安静時に右心室ジオメトリの軽微な変化が認められた(DeLong検定z、2.2098、P=0.02)。運動試験の結果、SGA群では、対照群に比べて運動能力が低く、最大負荷値の低下(平均180W vs. 214W、P=0.006)と酸素消費量の減少(中央値26.0mL/分/kg vs. 29.5mL/分/kg、P=0.02)が認められた。運動能力に、左室容積との有意な相関が認められた(ρ=0.7934、P<0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctor...