1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. PPV後の網膜前膜、日本人患者で関連因子を特定

PPV後の網膜前膜、日本人患者で関連因子を特定

2021年8月19日  専門誌ピックアップ

日本の網膜剥離レジストリに登録された経毛様体扁平部硝子体切除術(PPV)施行の裂孔原性網膜剥離(RRD)患者2239例を対象に、網膜前膜(ERM)発生の関連因子をコホート研究で検討した。 その結果、術後6カ月時のERM発生率は4.6%だった。多重検定補正後、ドレナージ網膜切開術(drainage retinotomy)と組み合わせたPPVにERMとの有意な関連が示された(オッズ比2.22、95%CI 1.50-3.31、P<0.001)。臨床的因子を考慮した傾向スコア分析の結果、ドレナージ網膜切開術併用群と非併用群(各492例)でPPV後6カ月時のERM発生率に有意差が認められた(8.3% vs. 2.6%、オッズ比3.35、1.77-6.33、P<0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら...