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女性外科医の妊娠喪失率は一般集団の2倍

2021年8月21日  JAMA Surgery

米国の外科医を対象に自己記入式質問票調査を実施し、女性外科医の不妊および妊娠合併症の発生率および職場要因を検討。外科医850人(女性692人、男性158人)を調査対象とした。 その結果、女性外科医の妊娠喪失率(42.0%)は、一般集団の発生率の2倍以上だった。女性外科医は男性外科医に比べて、子供が少なく(平均1.8人 vs. 2.3人、P<0.001)、外科研修のため子供を持つのが遅くなる確率が高く(65.0% vs. 43.7%、P<0.001)、生殖補助医療利用率が高かった(24.9% vs. 17.1%、P=0.04)。女性外科医は男性外科医の非外科医の女性パートナーに比べて、重大な妊娠合併症の発生率が高く(48.3% vs. 27.2%、P<0.001)、年齢、労働時間、体外受精利用、多胎妊娠で調整後も有意だった(オッズ比1.72、95%CI 1.11-2.66)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが...