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米国COVID-19の臨床傾向、入院や死亡は2020年12月がピーク

2021年8月22日  Annals of Internal Medicine

米国の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による入院監視ネットワーク、COVID-NETに参加する14州99郡を対象に、18歳以上のCOVID-19入院患者の経時的変化(2020年3月-12月)を横断研究で評価した。 11万6743例がCOVID-19のため入院した(年齢中央値62歳、男性50.7%、非ヒスパニック系白人40.8%)。入院(10万人当たり105.3例)、ICU入室(同20.2例)、死亡(同11.7例)の月次割合が2020年12月にピークに達した。いずれの転帰も、65歳以上、男性、ヒスパニック系・非ヒスパニック系黒人が最も高かった。抽出した1万8508例のレムデシビルと全身性コルチコステロイドの使用率が、3月から12月にかけて、それぞれ1.7%から53.8%、18.9%から74.2%へと上昇した。ICU入室、機械的換気実施、血管収縮薬使用の頻度が、3月(37.8%、27.8%、22.7%)に比べて12月(20.5%、12.3%、12.8%)では減少したが、非侵襲的呼吸管理の実施頻度が3月から12月にかけて増加した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募...