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ICU患者の90日死亡率、輸液の種類で差なし

2021年8月23日  Journal of the American Medical Association

ブラジルの75施設で、転帰不良の危険因子が1項目以上あり輸液負荷を要するICU入室患者を対象に、調整輸液と0.9%生理食塩水効果を二重盲検要因デザイン無作為化臨床試験で比較(BaSICS試験)。主要評価項目は90日死亡とし、1万1050例(平均61.1歳、女性44.2%)を解析対象とした。 患者の48.4%が予定手術による入院だった。60.6%が組み入れ時に低血圧または血管収縮薬の使用があり、44.3%が機械的換気を要した。両群とも組み入れ第1日に輸液1.5L(中央値)を投与した。90日時の死亡率は、調整輸液群26.4%)、生理食塩水群27.2%だった(調整後ハザード比0.97、95%CI 0.90-1.05、P=0.47)。治療に伴う予期せぬ重篤な有害事象はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら...