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横行結腸がんの腹腔鏡手術、TRIとFEEAで転帰同等

2021年8月25日  専門誌ピックアップ

腹腔鏡下切除術を施行した横行結腸がん患者315例を対象に、三角吻合(TRI)と機能的端々吻合(FEEA)の短期および長期転帰を比較。横行結腸切除術はTRI群で、結腸右半切除術はFEEA群で選択頻度が高く、患者背景は各群同等だった。 その結果、手術時間はTRI群の方が短かった。吻合部漏出発生率はTRI群1.6% vs. FEEA群0.8%)、狭窄発生率はTRI群の方が高く(8.1% vs. 0%)、出血発生率はFEEA群の方が高かった(1.6% vs. 10.6%)。長期合併症率はほぼ同じだった。病期0-III期患者の全生存率もほぼ同じで(94.7% vs. 93.7%)、0-III期(94.8% vs. 93.0%)、II期(100% vs. 92.1%)、III期(80.3% vs. 79.2%)患者の5年無病生存率も同等だった。...