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小児の両側乱視、眼鏡と経過観察で転帰同等

2021年8月25日  専門誌ピックアップ

1-7歳の中等度両側性乱視患児85例を対象に、眼鏡矯正と経過観察の視力転帰を単施設の後ろ向き症例集積研究で検討。58例が眼鏡矯正、27例が経過観察を受け、18カ月間以上の追跡調査で弱視および斜視発症率を評価した。経過観察群と眼鏡矯正群の平均診断時年齢(3.56±1.42歳 vs. 4.31±1.36歳、P=0.03)および平均乱視量(1.73±0.43D vs. 2.00±0.51D、P=0.02)に差が見られた。 その結果、カプランマイヤー法で推定した追跡4年までの弱視発生率は経過観察群8.3%(95%CI 0-19.4%)、眼鏡矯正群10.3%(同1.5-19.1%)、斜視発生率は7.1%(同0-20.6%)、7.1%(同0.4-13.8%)だった(P=0.74、0.60)。...